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農林水産技術会議

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果肉も赤いりんご誕生

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りんごは何色?

りんごは何色? と聞かれたら、皆さんはどんな色を思い浮かべますか? 真っ先に思いつくのは「赤」。そして、「青りんご」。最近は「黄色」のりんごもありますね。それでは、皮をむいたりんごの色は? 「あわいクリーム色」がこれまでのりんごでした。ところが、最近、果肉(皮をむいた後の食べる部分)まで赤色や桃色のりんごが次々と誕生しています。最近では、「紅の夢(くれないのゆめ)」「ルビースイート」「ローズパール」といった品種が育成されています。

なぜ中まで赤い?

りんごの赤い皮には、アントシアニンという、赤色の成分が多く含まれていることが分かっています。一方、青りんごや黄色のりんごの皮にはほとんどアントシアニンが含まれていません。果肉の赤いりんごは、果肉中にもアントシアニンが多く含まれているため、赤いのです。

中まで赤いりんごの出番は?

りんごのアントシアニンは、ジュースにしたり、加工してもその赤い色は消えません。そのため、果肉の赤色を生かして、赤いジャムやりんごジュースを作ることができます。また、赤い果肉のりんごをサラダに使うと、色も鮮やかで食卓を華やかにしてくれます。
果肉の赤いりんごやその特徴をいかした加工品は特産品として、地域の町おこしなどへの貢献も期待されています。

 

(絵:筒井 博子)

全国農業新聞[外部リンク] 2014年9月26日に掲載されたものを再編集

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