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農林水産技術会議

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国産小麦に高い注目

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ラーメンやパンの専用国産小麦品種

ラーメンやパンは日本人の食生活にすっかり定着していますが、その原料となる小麦のほとんどを輸入に頼っています。しかし、最近では日本の気候に適し、かつ、ラーメンやパンに向く新しい小麦品種が全国各地で栽培され始めています。

地域の食文化を背負う新品種

ラーメン処として有名な福岡県には「ラー麦」というオリジナルブランドの小麦があります。このブランドは、2008年に開発された「ちくしW2号」を用いたものであり、近年、生産量も増え、あちこちで「ラー麦」のラーメンが食べられるようになってきました。ぜひ福岡に足を運んで食べてみて下さい。
長崎県には、島原そうめんやちゃんぽんなどの独自の特産品があります。ちゃんぽんに合うようなもちもちした食感や滑らかな舌触りをもつ麺をつくるため、専用に開発されたのが「長崎W2号」です。こちらは、まだできたての品種なので、実際に皆さんの口に入るのはもう少し先になるかも知れません。期待して待ちたいですね。

新しい技術で作ったパン用品種

山口県のパン用新品種「せときらら」の、姿や形、たくさんとれて病気にも強いという性質は「ふくほのか」といううどん用品種にそっくりです。というのも、パン作りに必要な性質を「ふくほのか」に持たせるように、遺伝子を調べながら品種改良した品種が「せときらら」だからです。どうしたらパンが膨らむのか、パンを焼いたり遺伝子を調べたりと長年の研究成果が活いかされた最新のパン用品種です。

(絵:筒井 博子)

全国農業新聞[外部リンク] 2014年4月25日に掲載されたものを再編集

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担当者:広報班
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