このページの本文へ移動

農林水産技術会議

メニュー

いろいろなイチゴの誕生

 漫画2

 漫画3

 漫画1

 

ケーキには欠かせない果物、日本での本格的な栽培は明治時代後半に始まりました。イチゴの出荷時期は、今では冬から初夏ですが、数十年前までは春から初夏でした。このような収穫期の拡大は温室栽培の技術が確立されたり、品種改良が進められてきた成果です。

「色」「香り」イチゴの新顔達!

イチゴと言えば、思い浮かべるのは、その「赤い」色と、「甘酸っぱい」香りです。ところが、イチゴの品種改良が進み、これまでのイチゴからは想像もつかない、いろんなイチゴが生まれてきています。
まずは、その「赤い」色。赤くなく、淡いミルク色の白いイチゴ(「あその小雪」「初恋の香り」)があります。「あその小雪」はつい最近、「高校生が育成した白いイチゴ」として話題になりました。味は普通のイチゴとかわりません。
白いイチゴと赤いイチゴを組み合わせて、贈り物や紅白のお祝い用として人気があります。また、イチゴなのに「モモ」に似た香りがするイチゴ(「桃薫(とうくん)」)もあり、今までのイチゴと違った風味を楽しむこともできます。

より手軽にビタミンCを!

さらに、「ビタミンCの女王」と呼ばれるイチゴですが、これまでのイチゴよりもビタミンCを多く含み、約7粒で1日分のビタミンCがとれるイチゴ(「おいCベリー」)が品種改良により育成されています。

イチゴは品種改良が盛んで、このように新たな特徴を持った品種の誕生を目指して、研究が進められています。今までと色合いや風味が違うイチゴを使って新しい楽しみ方や加工品の開発などが進み、イチゴの消費拡大につながることが期待されています。

 

(絵:筒井 博子)

全国農業新聞[外部リンク] 2013年12月20日に掲載されたものを再編集

お問合せ先

農林水産技術会議事務局研究調整課

担当者:広報班
代表:03-3502-8111(内線5847)
ダイヤルイン:03-3502-7407
FAX番号:03-5511-8622

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

Get Adobe Reader