カドミウムを吸収しないコシヒカリ
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植物は、土に含まれる養分やさまざまな物質を吸収しながら成長しますが、この中にはヒトの健康に悪い影響を及ぼすものもあります。そのうちの一つで、過去にイタイイタイ病を引き起こしたことが知られているカドミウムは、食べ物を経由し、長い期間をかけてヒトの体に蓄積され、腎臓の働きを傷つけることがあります。 カドミウムの上限を法律で規制食品から蓄積されるカドミウムの約半分がお米からと推定されています。このため、お米に含まれるカドミウムの上限が法律で定められています。 低カドミウム・コシヒカリの開発農業環境技術研究所などの研究グループは、カドミウムを多く含む土で栽培しても、ほとんど吸収しない低カドミウム・コシヒカリを開発しました。味などは普通のコシヒカリと変わりません。コシヒカリ以外の品種にかけ合わせれば、それらもカドミウムをほとんど吸収しなくなります。 (絵:筒井 博子) 全国農業新聞[外部リンク] 2013年9月27日に掲載されたものを再編集 |
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