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農林水産技術会議

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ユウガオ花粉で「種なしスイカ」作り

漫画2

漫画3

漫画1

 

夏を代表する果物の一つ、スイカ。最近はカットフルーツとして、スーパーやコンビニエンスストアで見かけることも多くなりました。カットフルーツとして、食べやすいことの条件、何だかわかりますか?答えのひとつは「種なし」であること。今回は、種なしスイカのお話です。

種なしスイカの問題の種

種なしスイカは、日本が世界に先がけて開発した技術です。種なしスイカの生産者は、種屋さんが販売している「種なしスイカの種」を買って、育てています。種なしスイカの種は、種のある普通のスイカの種よりも値段が高いので、生産者が支払うお金が少し増えます。種なしスイカの種を使わずに、種なしスイカを作ることはできないのでしょうか?

種なしスイカの新しい作り方

種なしスイカの種を使っても、実をならせるためには、必ず受粉(めしべに花粉が付くこと)が必要です。ところが最近、種のある普通のスイカを育て、花が咲いたときにユウガオの花粉を使って受粉させると、種なしスイカになることがわかりました。
スイカは、病気に強いユウガオやカボチャに接つぎ木きをして育てられます。スイカの生産者は、自分でユウガオを育てることができるので、花粉も簡単に集めることができます。この方法で作った種なしスイカの実の形は、少しだけ細長くなりますが、おいしさは普通のスイカとかわりません。

(絵:筒井 博子)

全国農業新聞[外部リンク] 2013年8月30日に掲載されたものを再編集

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ダイヤルイン:03-3502-7407
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