ユウガオ花粉で「種なしスイカ」作り
夏を代表する果物の一つ、スイカ。最近はカットフルーツとして、スーパーやコンビニエンスストアで見かけることも多くなりました。カットフルーツとして、食べやすいことの条件、何だかわかりますか?答えのひとつは「種なし」であること。今回は、種なしスイカのお話です。 種なしスイカの問題の種種なしスイカは、日本が世界に先がけて開発した技術です。種なしスイカの生産者は、種屋さんが販売している「種なしスイカの種」を買って、育てています。種なしスイカの種は、種のある普通のスイカの種よりも値段が高いので、生産者が支払うお金が少し増えます。種なしスイカの種を使わずに、種なしスイカを作ることはできないのでしょうか? 種なしスイカの新しい作り方種なしスイカの種を使っても、実をならせるためには、必ず受粉(めしべに花粉が付くこと)が必要です。ところが最近、種のある普通のスイカを育て、花が咲いたときにユウガオの花粉を使って受粉させると、種なしスイカになることがわかりました。 (絵:筒井 博子) 全国農業新聞[外部リンク] 2013年8月30日に掲載されたものを再編集 |
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