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農林水産技術会議

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青い花が続々と誕生!

「青い花が続々と誕生!」を漫画で説明2

「青い花が続々と誕生!」を漫画で説明3

「青い花が続々と誕生!」を漫画で説明1

 

もうすぐ母の日です。母の日といえば、カーネーション、お花屋さんに並ぶいろいろなカーネーションのうち、特別なものが一つだけあります。それは、青いカーネーションです。この青いカーネーションは、人工的な操作(バイオテクノロジー)によって作られました。バイオテクノロジーによって作られた「青い花」は、カーネーションのほかに、バラ、キク、ユリなどがあります。今回は、そんな「青い花」のお話です。

どうして青い色の花が咲くの?

花は、色を決める成分(色素)を持っています。その中で、青い色のもとになる色素を「デルフィニジン」といいます。青い花を咲かせているリンドウやアサガオはデルフィニジンを作ることができますが、青い花が咲かないバラやカーネーションはデルフィニジンを作ることができません。

不可能を可能にする技術

そこで、デルフィニジンを、バイオテクノロジーの技術を使って植物に作らせました。まず、青い色素を作るための仕組みを青い花からとってきて、青い花が咲かない品種に組み込み、それを試験管内で育てることで、青い花を作り出すことに成功したのです。
青いバラを表す英語「ブルーローズ」は「不可能、ありえないこと」の例えにも使われてきました。このバラを作った会社では、不可能を可能にしたことから、このバラの花言葉を、「夢かなう」としています。不可能への挑戦は、これからも続きます。今後は様々な種類の花で、より「鮮やかな」青い花の出現が期待されています。

(絵:筒井 博子)

全国農業新聞[外部リンク] 2013年4月26日に掲載されたものを再編集

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