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農林水産技術会議

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第520回農林水産技術会議の概要

1.日時平成11年10月19日(火曜日)14時00分~

2.場所農林水産技術会議委員室

3.議題

(1)農業と環境をめぐる最近の動向と今後の方向について

(2)遺伝子組換え体(GMO)に係る日本の補足提案について

(3)研究戦略について

4.出席者

甕会長、鈴木委員、畑中委員、原田委員、佐和委員、堤生物系特定産業技術研究推進機構理事長、西尾農林水産技術情報協会理事長、小高技術総括審議官、三輪事務局長、三野研究総務官、藤井研究総務官、海野総務課長ほか

5.議事概要

(1)農業と環境をめぐる最近の動向と今後の方向について

小林環境研究推進室長より、農業と環境をめぐる最近の動向と今後の方向について、説明した後、質疑が行われた。その概要は以下のとおり。

豚の糞尿を原料として発生するメタンガスを発電に利用している事例を引用しつつ、家畜の排泄物対策について質問があり、有機性資源の再利用化を進める省内プロジェクトの一つの柱として、新メタン発酵を行うための技術開発を核とした研究をミレニアム予算として要望しており、その実施に当たっては地域としてうまく有機性資源を循環させている優良事例を学びながら、現場に適応したシステムづくりを考えていきたいとの回答があった。

家畜排泄物のメタン発酵を実用化する上での技術上の問題点について質問があり、外気温の低下とともにメタン発酵の効率が下がることと、硫化物の発生によりコンクリートの損耗が早まるなどの課題があるが、現在、畜産試験場で豚50頭規模の実証に取り組んでおり、今後とも課題を一つずつ解決していくとの回答があった。

牛のげっぷとメタン発生との関係について質問があり、これは量的に無視できない問題であり、飼料の工夫などメタン発生を抑制する研究が行われているとの回答があった。

ダイオキシンのTDIやカドミウムの基準の検討に関する農林水産省の関与について質問があり、関係省庁と連携して、国研の研究者が専門委員会等に参画しているとの回答があった。

(2)遺伝子組換え体(GMO)に係る日本の補足提案について

土屋国際研究課長より、遺伝子組換え体に係る日本の補足提案について、説明した後、質疑が行われた。その概要は以下のとおり。

GMOの安全性の確認についての質問があり、食品としての安全性については、厚生省の所管であり、環境影響については、農水省でガイドラインにより確認しているとの回答があった。

組換え体の安全をPRしているが、企業は消費者の懸念に配慮して、原料を非組換え作物へシフトする動きが出てきているとの指摘があった。

今回の日本提案の意義について質問があり、今回の日本提案は、GMOに関して議論するための場をWTOに設けるということであり、どういう戦略をたてていくかは今後の問題であるとの回答があった。

(3)研究戦略について

桑名企画調査課長より、研究戦略について説明した後、質疑が行われた。その概要は以下のとおり。

どの分野でも、具体的な目標を示すべきではないかとの質問があり、育種基本方針などが具体的な目標となり、基本目標で謳われていることをプロジェクト研究で具体的に達成していくとの回答があった。

産学官連携の仕組みと構想について質問があり、新しい民間の研究能力を活用する方式を、ミレニアムプロジェクトとして要望しているとの回答があった。

前回の技術会議でバイテクの展望と今後の方向が出されたが、日本企業のバイテクへの取組は受け身であり、国でいい結果がでたら便乗して商売に結びつけようという感じがある。民間がもっと自主性をもって研究に取り組む体制の整備が必要ではないかとの指摘があった。

研究戦略は分野によってアクセントが必要との指摘があり、全体を網羅しつつも重点がわかるように整理する、また、基本計画を農林水産省で策定する中で政策としてどこに重点をおくか決まってくるとの回答があった。

政策分野でも評価システムを考えており、生産努力目標に対して、点検をすることになっているが、研究の分野においても評価のシステムが求められることになり、そのことはこれまでになく重点であるとの指摘があった。

(速報のため、事後修正の可能性あり)

お問合せ先

農林水産技術会議事務局研究調整課総括班

代表:03-3502-8111(内線5810)
ダイヤルイン:03-3502-7399
FAX番号:03-5511-8622

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