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農林水産技術会議

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2007年

1. イネでいもち病など複数の病害に強い防御機能を発揮する遺伝子を、世界で初めて発見(PDF : 308KB)

独立行政法人 農業生物資源研究所は、イネの遺伝子「WRKY45」(ワーキー45)に、いもち病を含む複数の病害に対して極めて強い防御機能があることを世界で初めて発見。安定した病害抵抗性品種育成への利用が期待。

2. 世界で初めて日本酒、ワインから原料品種を判別できる技術を開発(PDF : 226KB)

独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所は、日本酒、ワインから原料品種を判別する技術を開発。食品表示の信頼性確保や育成者権の保護に期待。

3. 環境への負荷がより少ない低濃度エタノールを用いた低コストの新規土壌消毒法の開発(PDF : 474KB)

独立行政法人 農業環境技術研究所は、2%程度の低濃度のエタノールを用い、広範囲の土壌病害虫などに防除効果のある低コストの新規土壌消毒技術を開発。臭化メチルを代替する土壌消毒技術として実用化が期待。

4. 自在に花を咲かせる夢のホルモン(フロリゲン)を世界に先駆け発見! ~イネの遺伝子研究により70年の謎を解明~(PDF : 560KB)

国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学は、開花性に関するHd3a遺伝子により作り出されたタンパク質が花成ホルモンであることを稲の実験で発見。作物の開花時期を制御する薬剤の開発に期待。

5. 「ニジマスしか生まない代理ヤマメ両親の作出に成功」-マグロをサバに生ませることが可能に?-(PDF : 183KB)

国立大学法人 東京海洋大学は、不妊のヤマメにニジマスの精巣細胞を移植し、ニジマスしか生まないヤマメ両親の作出に成功。サバにマグロを生ませることに期待。

6. 開花せず花粉を飛散しにくいイネの突然変異体と原因遺伝子を発見(PDF : 381KB)

独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター、東京大学及び九州大学は、周囲に花粉を飛散させにくい閉花受粉性のイネの突然変異体を発見。そのメカニズムを解明し、原因遺伝子を特定。遺伝子組換えイネの実用品種開発に向けて交雑防止技術としての活用が期待。

7. イネの遺伝子数は約32,000と推定、うち、29,550の遺伝子の位置を決定し、情報を公開(PDF : 109KB)

独立行政 農業生物資源研究所は、独立行政法人 産業技術総合研究所および情報・システム研究機構国立遺伝学研究所と共同して、イネのゲノム全塩基配列上に存在する 29,550の遺伝子の位置を決定し、これをもとにイネの遺伝子数は約32,000個と推定。今後のイネ育種など研究の促進に大きく貢献するものと期待。

8. オーストラリア産に匹敵する高品質で、しかも多収。日本めん用小麦新品種「きたほなみ」(PDF : 119KB)

北海道立北見農業試験場(農林水産省小麦育種指定試験地)は、うどんの加工適性がオーストラリア産小麦ASWに匹敵する品質で、製粉性が優れ、多収で穂発芽に強い小麦新品種「きたほなみ」を育成。国内産小麦の品質・生産性の向上に期待。

9. シロアリが卵を認識する化学物質、卵認識フェロモンの正体を明らかに(PDF : 359KB)

国立大学法人 岡山大学大学院はシロアリの社会行動を強力にコントロールする卵認識フェロモンの特定に成功。新しいシロアリ駆除システムの開発に期待。

10. 特定の除草剤に耐性をもつイネを、必要な遺伝子だけをピンポイントで組み換えて作ることに世界で初めて成功(PDF : 236KB)

独立行政法人 農業生物資源研究所とクミアイ化学工業 株式会社は、イネが元々持っている遺伝子を意図した通りにピンポイントで改変することに成功。デザインどおりの品種改良が可能になると期待。

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